2021/5/1

J0043♀とJ0122♂について

5月1日(土曜日)J0043♀とJ0122♂が電柱の上に作られた巣台に降り、交尾行動をしました。

昨年から、戸島県道沿いの電柱に営巣し、今年も3月より本格的に巣つくりしていました。

「地域の皆さんからも、何とかここで営巣させてやってほしい」との要望を受け

コウノトリの郷公園と関西電力、豊岡市と話し合い電柱の上に巣台を設けました。

なかなか、とまってくれませんでしたが、昨日の早朝に2羽でとまっていると連絡をいただき

今朝、7時40分仲良く巣台にとまっているのを確認しました。

その後も、2羽で巣材を運び羽繕いをしたりする姿が見られました。

戸島人工巣塔からは、直線距離で240メートルです。

この場所での営巣について、いろいろなご意見・ご心配が発信されています。

地域の皆さんも私たちも、大切に想い対策を考えてきました。

この場所に拘る理由があるはず・・・ずっと、そのことを考え続けていました。

「なぜ、ここなのか」が分かるには、長時間の観察と地域の皆さんとの交流がないと分かりません。

ひとつだけ、分かった事実があります。

解決し、いい方向に向かいましたらお知らせしたします。

この場所は、コウノトリが選んだところで、人為的に科学的な根拠で誘導した場所ではありません。

過去の事例(コウノトリたちの行動)を参考にすることも大切だと思いますが

「コウノトリの行動からから教えてもらう」ことが、

コウノトリと共に暮らす、道しるべになるのではと思えてなりません。。