2018/2/21

J0097♂(2014年戸島人工巣塔より巣立ち)の様子をお知らせいたします。

2月20日(火曜日)

韓国生態研究所・コウノトリの郷公園・韓国コウノトリ市民ネットワーク

日本コウノトリの会の四者協定により発信機(韓国生態研究所寄贈)が

付けられたJ0097が、20日の14時に初めて市外(京丹後市)に出ました。

(日本コウノトリの会HPより)

この調査・研究は研究者と市民(韓国と日本で)が協同して取り組もうとしているものです。

今後は、市外の方にも協力をお願いしながら

観察・調査をしていきたいと思っています。

 

 

21日 16時 三ツ橋信号の西にある畑で休息するJ0097。(佐竹・永瀬が確認)

 

 

その後、三ツ橋信号の北方にたっている電柱に移動したJ0097。(佐竹・永瀬が確認)

 

 

この発信機は現地での個体の位置がピンポイントで分かり

性能がいいことが証明されています。

 

J0097は、J0110♀と出石町で仲良くしていましたが

今月16日よりJ0110は確認されていません。

この2羽が過ごしている出石町宮内付近は

J0428♀とJ0500♂の袴狭ペアも縄張りとしていて

なおかつ、放鳥されてから一度も西公開ケージに入ろうとせず

自力で餌を採っている逞しいJ0363♀が過ごしているところです。

昨年の繁殖期に、J0363は袴狭巣塔から生まれたヒナを攻撃しました。

J0363にとっては、縄張り行動というよりも餌場への侵入者で

死活問題にかかわってくるので、攻撃したのでしょうか?

そのようなことから、新たなペア誕生となると

また揉め事が生じるのではないかと心配しています。

 

コウノトリの生息域を広げていきたいと活動をしてますが・・・

課題が山済みです。

できることから始めていきたいとあらためて思いました。

(文責 森)