2020/5/27

本日の戸島湿地の様子

5月27日(水曜日)

戸島ペアのヒナは孵化後、約27日目でヒナだけで留守番する時間が増えてきました。

湿地ではオオヨシキリが盛んに鳴き、駐車場には美しいスイカズラの花が甘い香りを漂わせています。

 

今日も、ご近所のお年寄りの方が「コウノトリはどうしてる?」とヒナの様子を尋ねて来てくださったり、小学生の子供たちが来てくれたり、と楽しい一日でした。

 

お父さんと一緒に来てくれた地元の小学生の3兄妹は、管理棟の目の前の土手で大きな穴を発見してくれました。

何の穴かなぁ、ヘビかな?とみんなで考えていたところに、穴の主が登場してくれました!

クロベンケイガニです!河口部の干潟に生息し、ヨシの根元などに見られます。

 

産卵期は6~7月なので、今はまだたくさん食べて体力をつけている途中でしょうか。

 

この杭にカワセミがとまって、ダイビングして魚を捕るんだよ、とお話したところ、カワセミが見てみたい!と言ってくれた子供たち。

 

戸島湿地で撮影したカワセミの求愛給餌の動画を見てもらいました。

 

するとタイミングよく本物のカワセミも登場してくれました!

子どもたちの目の前でダイビングを2回繰り返してくれたカワセミ。

 

このカワセミは近くで巣をつくっているので、来月にはヒナを連れて湿地にやってくるかもしれません。

 

「いたっ!!」と、ダイビングを目撃した瞬間のお兄ちゃんの表情が、何よりの感動を物語ってくれていました。

 

休校中、おうちでよく頑張ってくれた子供たちが、6月から元気に登校できるよう戸島湿地のスタッフも応援しています。

 

またいつでも来てくださいね。

 

そして生き物やコウノトリをたくさん観察してくださいね。

 

お待ちしています。