2021/3/29
J0043♀とJ0122♂は電柱で営巣しています。
3月29日(月曜日)J0043♀とJ0122♂は城崎大橋近くの電柱に巣材を運び
J0043が伏せ始めています。
今までに2回撤去され防鳥対策がとられても、この電柱に巣材を運んでいます。
19日に撤去される際には、感電対策がとられたと聞いていました。
毎日、午前中にJ0122が一生懸命巣材を運んでいます。
戸島ペアが不在の時には、戸島人工巣塔にとまり
巣材を咥えて電柱巣に運ぶ姿を2回目撃しました。
飼育下から放鳥されたコウノトリの2世・3世は様々な行動をしています。
過去のデータを参考にするのも大切だと思いますが、コウノトリをよく観察して
コウノトリから教えを乞うことが。これからの野生復帰の道しるべになるのではと思います。
過去、J0043とJ0122は、近親ペアになり、J0043の弟J0094は捕獲
J0122の姉J0106は、托卵をされたりしながらも懸命に命をつなごうとしましたが
事故で亡くなってしまいました。
コウノトリ野生復帰のプロジェクトのなかで、人為的に引き裂かれたペア同士が
戸島の電柱で営巣し続けていることを、コウノトリからのメッセージと捉えて
何らかの手立てはできないものかと、方々と話し合いを重ねています。
本来なら、京丹後市、豊岡市の円山川下流域(気比地区)で営巣していたはずのペアなのですから。
(文責 森)