2020/2/13

城崎小学校3年生の皆さんが来てくださいました

2月13日(木曜日)の午前、城崎小学校3年生24名の皆さんが野鳥観察に来てくださいました。

3年生の皆さんはこの一年、5回も戸島湿地に来て下さり(うち1回は粟鹿地区での放鳥時)戸島のスタッフとはすっかり仲良しです。

管理棟内で双眼鏡の練習や耳を澄ませる練習をしていると、目の前の人工巣塔で戸島ペアのコウノトリが交尾しました。

すごい瞬間が見られて良かったね!もうすぐ卵を産むかもしれないね!と子供たちも大興奮です。

湿地の鳥がびっくりしないように、そーっと出発。

早速、子供たちは動物のウンチを発見です!

「コロコロ丸いのはシカ、こっちの太いウンチには何かの実が入ってる!」と観察もバッチリでした。

散策路ではキノコも生えていましたね。ゆっくり歩いてコガモが泳いでいる様子を見ることが出来ました。

山際では石をめくってカナブンの幼虫を見つけてくれた子もいました。

みんなで観察した後、もといた場所に帰して春まで「お休みなさい。」

肝心の野鳥は子供たちの元気な姿に驚いたのでしょうか。

なかなか出てきてはくれませんでしたが、それでも耳を澄ませるとシジュウカラやホオジロ、ヒヨドリの鳴き声を聴くことが出来ました。

もちろん、コウノトリも目の前でクラッタリングをしていましたよ。

湿地を歩くだけで児童の皆さんはたくさんの宝物を見つけてくれました。

タンポポ、きれいな茶色い葉っぱ、貝がら(汽水域ならでは、ですね)、赤と茶色の実、枯れ草色のエノコログサ、カマキリの卵、クモのお家?

「今日はあんまり鳥がいなかったねえ・・・。」と、とっても良い事に気づいてくれたお友達もいました。

この時期、鳥はどこにいるのかな?春になったら南の国からたくさんの鳥がやってくるよ。みんなの住んでいる城崎は自然がいっぱいだから、鳥もたくさんやってくる素敵な場所なんだよ、ということをお伝えしてお別れをしました。

児童の皆さんからは質問がたくさん出て、私たちの方が気づかされることが多くありました。

元気いっぱいの皆さんが戸島湿地を大好きになってくれて嬉しいです。

また来てくださいね。お待ちしています。