2019/6/8
戸島湿地の野鳥 アマサギ
いよいよ梅雨入り間近ですね。
田んぼで暮らすカエルたちも毎晩元気に鳴いています。
アマサギが湿地横の田んぼにやってきていました。
アマサギは夏にやってくる小さめのサギ。
渡り途中、戸島へ休憩にきたのでしょうか。
何よりの特徴はこの時期だけ美しい亜麻色の羽毛になることです。
亜麻色になるのは、頭から胸、背中・・
その優しいミルクティーのような色合いは他のサギにはない魅力です。
サギと言えば、サギの爪ってとっても面白いんですよ。
(コウノトリ文化館所蔵 アマサギ剥製より)
中指の爪(第三指)だけが、ギザギザの櫛状になっているのです。
では、どうして櫛状なのでしょうか?
実はサギ類の美しい胸の毛の奥にはネバネバでしっとりした毛があるんです。
粉綿羽(ふんめんう)と呼ばれています。
それを毛づくろいの時、第三指の櫛爪で梳くんですね。
そうすると、あら不思議!
毛は砕けて細かな粉となります。
サギたちはその粉を全身に塗って毛のお手入れをするのです。
サギの第三指が櫛状なのは、粉綿羽を梳くためだったのですね。
この粉綿羽を持つのは、サギ類、インコ類、ハト類だけと言われています。
生き物って、面白いですね!