8月12日（木）

今年戸島湿地巣塔で生まれたJ0385が、天国へと旅立ちました。

8月10日の休館日、近くを通りかかったスタッフが様子を見たところ、3羽のヒナ達がいつも過ごしている巣塔南の谷では、J0383とJ0386が観察されましたが、J0385が確認できませんでした。

8月11日の日中、ヒナたちは中々巣塔に戻って来ず、夕方にJ0383とJ0386が塒入りに巣塔に戻ってきました。

結局この日は、目視で確認できるころまでに、J0385の帰巣は確認できませんでした。

本日、記録されている映像データを読み直したところ、8月10日の午前5時12分を最後に巣塔には戻りませんでした。

朝からJ0385の確認をするために、湿地内及び周辺地区を見回っていましたが、J0385の姿を確認することが出来ていませんでした。

そんな時、来館された方より、道の端にコウノトリのような死体があると教えていただきました。

現場に向かうと、J0385の死体がそこにありました。

戸島湿地北西の端です。

そんなところにいたのかと、そこにいるのに何で気付かなかったのか。

いろんな感情が沸きあがってきました。

側の電柱にはJ0294がとまり、こちらを見ていました。

その姿は、こちらに思いを訴えているように感じました。

花を手向け、手を合わせました。

J0385が、安らかに眠れますように。