2018/11/18

近畿大学校友会但馬支部地域貢献事業で細谷和海先生が講演されました。

11月18日(日曜日)の午前

近畿大学校友会但馬支部地域貢献事業が戸島湿地で開催されました。

細谷和海先生(近畿大学名誉教授・日本淡水魚類学会会長)が講演されました。

 

テーマは「豊岡の水辺を調査する」で

淡水魚を対象として野外調査票「近大方式の提案」で

調査票の利点や標本の重要性(証拠が必要)と話され

「豊岡方式を作ってほしい」と『コウノトリ博物館』を提唱され

何故円山川が豊かなのかを考えると、日本のへそにあたり、

豊かさを証明するために、ぜひ標本を遺してほしいと話されました。

その後、昨日仕掛けた定置網を引き上げ

300匹ほどの生きものを、一目で「ギンブナが80%」と指摘され

モクズガニ、スジエビ、ハゼ類、スズキ、チチブ、カダヤシなど

特徴を詳しく説明してくださいました。

調査のあと、「また戻っておいで」と放流しました。

生きものを手にとられる際の、手さばきがやさしく

魚たちも魔法にかけられたように、うっとりしているように見えました。